中、元、先弓での練習-8から16番

中、元、先弓での練習〈8から16番〉

それでは新しいヴァイオリン教本1の8番から進めていきたいと思います。

8番

8番はA線を弾いていきます。バイオリンは基本的にドイツ読みでA線をアー線と読みます。aはダウンボーイングから弓の真ん中で弾いてみましょう。
慣れたら弓の先弓だけ使って弾いてみましょう。次は元弓だけを使い弾いてみます。元弓は一番力が入りやすい場所なので、もしも音がギーっという音しか出なければ一度弓をおいて右手を楽に力を抜いてから弾きましょう。
元は、また少し弓を倒してあげると音がつながりやすくなります。弓がきちんと持ててきたら右手の手首も柔らかくしてあげましょう。右手の手首も柔らかくコントロールが効いてくると元弓の音色がとても良くなってきます。bは同じ箇所をアップボーイングから使って弾いていきます。

9番

9番は、はじめは中弓で、慣れたら先弓そして次に元弓で弾いていきます。同じことをアップボーイングから色んな弓の箇所で弾いていくと弓の使い方が慣れてきます。

10番

2分音符と4分音符両方使って弾いていきたいと思います。
リズムが分からなくなったらまた声に出して、たーあ~た~あータンタンタンタンた~あーた~あータンタンタンタンと数えてあげましょう。
2分音符は全弓に近いくらい沢山弓幅が使えるのが理想的です。慣れてきたら右肩に力が入っていないか、バイオリンのネックが下がっていないかなど持ち方を再度鏡を見ながら確かめてあげるととても良いです。ひじから後ろに弓を動かしてしまうと駒と指板の平行な場所を弾けずに滑ってしまったりするので音が滑ってしまう方は弓がまっすぐかどうか確かめてあげるだけで音色がどんどん良くなってきます。

11番

4分の4拍子。4分音符が一小節に4つ分入ります。2分音符と4分音符でリズムをとっていきたいと思います。
2分音符のほうが弓幅を使い、4分音符は短めに弾いていきましょう。音がつながっているか意識してみましょう。曲も音一つ一つがつながるととても綺麗なので自分の音をよく聞いてみる癖もだんだんつけていきたいと思います。
4分音符と2分音符と全音符が今まででてきましたが、慣れてきましたでしょうか。

休符

さて、休符もでてきました。四分休符は4分音符一つ分を音を出さずにお休みします。2分音符は2分音符一つ分をお休みします。口で数える時は4分音符一つ分をウンと数えると良いです。

12番

12番を声に出して数えるときはタンタンタンウンタンタンタンウンと数えていきましょう。休符の時は弓を弦に置いてお休みをして下さい。はじめは力が入り、ギっと音がなってしまうかもしれませんが力が入ったらその場でまたウォーキングの動きをしたり右手をリラックスさせながら弾いていきましょう。

13番

4分音符を数えていき、4小節目は4分音符と2分音符分をお休みします。4小節目はたんウンウンウンと数えます。2拍から4拍目までをお休みします。

14番

た~あ~ウンウンた~あーウンウンと数えます。4カウントの3と4をお休みしましょう。

15番

たんウンたんウンと4分音符を弾いたら弓を止めてまた4分音符を弾いたら弓を止めて弾いていきましょうダウンとアップを逆にして練習をしていくのも良いです。

16番

13番の4小節目を繰り返して弾きます。4カウントの2と3と4を弓を止めてお休みしましょう。ダウンから弓順に進んでいって繰り返しをした後、bのダウン4つ一弓で弾く事に挑戦したいと思います。
bは弓を4等分に分けて少しずつ弓を使っていきます。元弓から始まって先弓にいくわけですが、先弓にいくと音がかすれてしまう事があります。

先弓は圧力がのりにくく、音が滑ってしまう事があるので全ての毛を弦につけて右肩を下げたまま右手の人差し指に体重をかけましょう。
次にCのアップボーイングに挑戦しましょう。先弓から元弓の方へ4等分して少しずつ弓を運んでいきます。この時、先弓は肩の力が抜けていると置きやすいので一度弓を置いてストレッチなどをしてからすすんでいきましょう。

元弓は毛を全部つけて同じ圧力のまますすむと音がきしみやすいので顔の方へ少し倒して毛の量を少なくしていきましょう。
こちらの弓を4等分して練習する方法は力が抜けているか確かめるのにもとても良いのでボーイングが慣れるまで何度か続けられると良い音が出やすくなります。

投稿者: 松尾 沙樹

桐朋学園大学演奏学科ヴァイオリン専攻卒業。国際芸術連盟第7回JIRA全日本音楽コンクール第3位入賞、第32回国際芸術連盟新人オーディション審査員特別賞 奨励賞受賞、第20回TIAAクラシックオーディション最優秀賞受賞。F・アゴスティーニ〔イムジチ第1奏者〕マスタークラス合格、佐藤卓史指揮 ビバルディ四季 ソロをつとめる。子供~大人年齢を問わず人気の講師。